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カーテンでできる災害対策とは?窓まわりの安全を考えよう

    カーテンでできる災害対策とは?窓まわりの安全を考えよう

    台風や豪雨、地震など、近年の日本は自然災害が頻繁に起きるようになりました。
    災害の規模も大きくなっており、被害が深刻化する傾向にあります。
    いつ起こるか分からないからこそ、できることから防災の備えを心がけたいものです。

    そこで今回は、住まいには欠かせない「カーテン」を利用して、いざというときに自分や家族を守る防災対策についてご紹介します。

    カーテンで窓ガラスの破片をブロック

    地震や台風発生時のケガの原因で最も多いのが、割れたガラスによるものと言われています。
    大きな揺れや飛来物によって割れたガラスは、思うよりも広範囲に飛び散ります。ガラスで足を切ったり、刺さったりする危険性が高く、一刻を争う避難を妨げてしまいます。

    ガラスの飛び散りを防ぐ最も簡単な方法は、カーテンをかけることです。
    遮光カーテンや防炎カーテンなど、高密度の生地を用いた丈夫なカーテンなら、より安全にガラス片をブロックすることが可能です。
    レースカーテンだけでもある程度は飛散が抑えられるので、日中はレースカーテンを閉めておくように心がけるといいでしょう。

    防炎カーテンで避難の時間を稼ぐ

    防炎カーテンとは

    日常で起こりやすい災害のひとつが火災です。住宅火災はたばこやストーブ、電気器具などの火種が布製品に移って起きることが多く、亡くなる理由の50.7%が「逃げ遅れ」であることが分かっています(※消防庁「平成30年版消防白書」)。

    カーテンは布製で面積が大きいため、一度火がつくと天井まであっという間に燃え広がる可能性が。
    そこで取り入れたいのが「防炎カーテン」です。糸や生地に特殊な加工を施して燃えにくくしたカーテンで、火がついても焦げたり溶けたりすることで炎が広がりにくいように作られおり、万が一のときに初期消火や逃げる時間を作ってくれます。

    防炎カーテンが必要な場所

    消防法によって防災カーテンが義務付けられているのは以下の場所です。

    ・不特定多数の人が出入りする施設(病院やホテル、教育施設、商業施設など)

    ・31mを超える高層建造物のすべてのフロア(およそ11階建て以上のマンションやオフィスビルなど)

    防炎ラベルを確認しよう

    防炎カーテンには消防庁が認定したことを示す、防炎ラベルがカーテンに縫い付けられています。製品表示のタグと同じ場所についているので、防炎カーテンを購入する際は必ずラベルがあるかどうかを確認しましょう。

    おすすめの防炎カーテン3撰

    【2色】北欧ヴィンテージ風幾何柄の防炎カーテン

    遮光2級の生地に、コントラストの違う台形や長方形の幾何柄を表現したモダンな1枚。遮光2級の厚めの生地ながら、風合いはやわらかで、軽さのある杢感がカジュアルな印象です。

    幾何柄は形こそランダムですが、タテの巾をそろえることで、カーテンとして掛けてみた時にタイル調見えるよう仕上がりを工夫しました。

    【3色】北欧風アーガイルチェック柄の防炎カーテン

    光沢のあるブライト糸を使用した非遮光の厚地カーテン。デザインはブリティッシュなアーガイルチェックのつなぎ目にドットを合わせ、可愛さも感じる北欧風に。

    見る角度によって、スタイリッシュさと可愛さの両方の表情が楽しめるよう工夫しました。

    【2色】外気・紫外線・外からの視線もカットする防炎レース

    レースとしては比較的厚めの生地で、少し光沢のあるしなやかな生地です。

    柔らかでひだ落ちがよく、さりげないストライプに編まれたトリコット調の柄。

    外からの光を取り入れながら、熱や紫外線はカット。さらに外からの視線も遮ってくれるという、1枚で優れた機能がたくさん付属した商品です。

    まとめ

    災害が起きたときは、いち早く安全な場所に避難することが重要です。
    高価なグッズや工事が必要な対策は無理でも、防災を意識したカーテン選びや使い方をするだけなら簡単に備えることができます。
    生活空間に欠かせないものだからこそ、カーテンで上手に災害対策をしてください。

    生地からつくるオーダーカーテン