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カーテンを洗濯しよう。手順とラベル表示をチェック!

    カーテンを洗濯しよう。手順とラベル表示をチェック!

    皆さんはカーテンの洗濯って、どうしていますか?
    洗濯なんてしたことないっていう人もたくさんいると思います。

    カーテンって一見キレイに見えても、意外とホコリや汚れがついているんですよ。
    だから、定期的に洗った方がいいんだそうです!

    とはいっても、自宅で洗うのは分からないことが多くてちょっと不安ですよね。

    そこで、DR!UM(ドリウム)を運営している『株式会社カズマ』の直営店で働くカーテンアドバイザー・山口ひとみさんを訪問。
    「そもそもカーテンって洗濯機で洗っていいの?」という基本の“き”のところから、カーテンのプロに洗濯方法と上手に洗うコツを聞きました!

    お話しをうかがった方

    カーテンのKAZUMA 山口ひとみさん

    直営店一筋15年。接客から取り付け、アフターフォローまで、すべての業務をこなせるベテランです。

    洗濯ネームの表示をチェック

    「カーテンは厚地・レースを問わず、ポリエステル100%の生地ならほぼ自宅で洗濯ができます。もちろんDR!UMのカーテンも洗濯できますよ」と山口さん。
    麻やコットンの天然繊維は縮みや歪みが出やすいので水洗いしないほうがいいですが、ポリエステル混なら洗濯OKのものもあるそうです。

    「洗濯の前には必ず『洗濯ネーム』の絵表示をチェックしてください。これを見れば、どんなお手入れができるか分かりますよ」。
    そう山口さんに教えてもらってカーテンの裏を見ると、白いタグにいろいろなマークが表示されています。
    洗濯表示のマークって、こんなに種類があるんですね。

    詳しい洗濯絵表示の見方や旧表示との違いは、こちらの記事が分かりやすいですよ。

    →政府広報オンライン 暮らしに役立つ情報「衣替えの季節です。あなたは正しく洗濯していますか?」

    もっと手軽に洗濯絵表示のチェックをしたいという人には、衣類の取り扱い表示のチェックやお洗濯判定ができるスマホアプリが便利です。
    洗濯タグを見ながらサクっと検索できます!

    洗濯機洗いの表示があれば自宅で洗って大丈夫です。
    手洗いマークや家庭洗濯NGの表示があるものを洗濯機で洗うと、カーテンをダメにする可能性大!手洗いするかクリーニング店でプロにお手入れしてもらってください。

    洗濯機で洗うときの手順

    カーテンの洗濯が初めての人も、手順とポイントを押さえれば簡単に洗えます。

    洗う前の下準備はていねいに!

    「カーテンはいきなり洗濯機に入れちゃダメですよ。ぐしゃぐしゃのままで洗濯機に入れると生地が傷んだり、形が歪んだりしますからね」と山口さん。
    洗濯前に準備をしっかりすることで、洗い上がりの状態が変わるんだそうです。

    〈下準備の手順〉

    1. カーテンをレールからおろして、フックを外します。
      フックはなくさないように袋などにまとめておくといいですよ。
    2. カーテンをはたいてホコリを払います。
      掃除機を使う場合は丸ブラシなどのアタッチメントを使ったり、吸引力を調整したりするといいですよ。
    3. カーテンをびょうぶだたみにして、洗濯ネットに入れます。
      ヒダの形に合わせてたたむのがコツです!

    洗濯絵表示に従って洗い方を選択。洗濯機OKの場合は「ドライ」「手洗い」コースがおすすめ。

    準備をしっかりしたから、あとは普通の洗濯でOKですか?

    「洗剤は普段お使いのもので大丈夫ですが、洗濯コースはおしゃれ着洗い用のドライや手洗いを選んでください」と山口さん。

    カーテンはやさしく洗うのが基本なんですね!

    〈洗濯のポイント〉

    1. カーテンは1回につき1~2枚ずつ洗います。
    2. コースは「ドライ」「手洗い」などのやさしい洗い方で。
    3. 漂白したい場合は選択絵表示が漂白剤OKかどうか確認を。
    4. 柔軟剤には静電気防止効果があるのでホコリや花粉がつきにくくなります。
    5. 脱水は1分程度で。長く脱水すると生地が傷むので注意して。

    干すときはそのままレールに吊るして乾燥

    洗い終わったカーテンはフックをつけて、もとのレールにかけます。
    「カーテンは半乾きの状態でレールにかけて干すのが基本。このまま自然乾燥させるだけで大丈夫ですよ」。

    生地を下に軽くひっぱり、手のひらでパンパンと叩きながらシワを伸ばすと、細かいシワが取れやすくなるそうです。

    カーテンを洗濯する頻度は?

    いままでカーテンを洗う習慣がなかった人にとっては、どれくらいのペースで洗濯すればいいかよく分からないのでは……?

    「ご自分が気になったタイミングでいいと思いますが、目安としては年に1~2回くらいですね」。
    あまり頻繁にカーテンを洗濯すると生地が傷みやすくなるので、ウイルス対策なら洗濯よりも部屋の換気をしっかりするほうがおすすめだそうです。

    洗いで洗濯する場合

    洗濯ネームに手洗い表示があるものや、生地に切れ・ほつれがある場合は、手洗いでやさしく洗うのがおすすめです。

    〈手洗いのポイント〉

    1. 洗う前の準備は洗濯機と同じ
      フックを外して、ホコリを落とし、びょうぶだたみにして洗濯ネットに入れます。
    2. 大きなバケツやお風呂場の浴槽を利用して、たっぷりの水で押し洗いします。
    3. もみ洗いはシワや傷みの原因になるので避けてください。

    つけ置き洗いをする場合

    汚れが目立つカーテンは、洗濯前につけ置きすると汚れが落ちやすくなります。

    〈つけ置き洗いのポイント〉

    1. つけ置き用の水はたっぷりと、水温は50~60℃以下で。
    2. 洗剤を加えます。
    3. 1時間ほどそのままつけ置きをして、洗濯機or手洗いで洗います。

    乾燥機で乾かすのはアリ?

    自然乾燥って時間がかかりそうだし、乾燥機でササッと乾かしちゃダメなんですか?

    「乾燥機は絶対にダメですよ!カーテンは高温にさらされると形状記憶加工などの機能性がなくなってしまうんです」と山口さん。
    生地が縮んだり傷んだりする原因にもなるので、カーテンは自然乾燥一択ですね!

    まとめ

    「カーテンはお手入れしだいでグンと長持ちするんですよ」という山口さんのアドバイス、とっても分かりやすくてためになりました!

    手順とコツが分かれば、自宅でも気軽にカーテンが洗えます。
    洗い方のポイントを覚えて、お気に入りのカーテンと上手に付きあっていきたいですね!

    生地からつくるオーダーカーテン