オーダーカーテン通販の「ドリウム」。シミュレーション画面で、豊富な色柄、レース・厚手の生地も選べる。カスタマイズができるオーダーカーテン。

印刷機からカーテン生地ができる?
カズマのデジタルプリントとは

デジタルプリントのカーテン

皆さんは印刷の方法に「オンデマンド」というものがあるのを知ってますか?
オンデマンド(On Demand)とは、お客様のリクエストに応じてサービスをお届けするという意味。
パソコンで作成したデジタルデータをプリンターに送って印刷する方式で、デジタルプリントとも呼ばれます。

実はこの印刷方式、専用のプリンターとインクを使えば布地でも可能なんですよ!
デザインまでオーダーできるカーテン「DR!UM(ドリウム)」にも、デジタルプリントの技術が生かされているんです。

そこで今回は、「DR!UM」を運営する株式会社カズマでデジタルプリントを担当している製造部の豊嶋拓也さんを訪問。デジタルプリントの特徴について聞いてきました!

お話しをうかがった方

オーダーカーテン技術

製造部DTP担当
豊嶋拓也さん

カズマがデジタルプリント機を導入するタイミングで入社して以来、デジタルプリント事業一筋。『DR!UM』のカーテン生産に欠かせない一人です。

1.デジタルプリントのココがすごい!

デジタルプリントのカーテン

カズマでは一般的な染色とは別に、布地用のインクジェットプリンターを使ったデジタルプリントも取り入れています。インクジェットプリンターというと、私たちが普段から仕事などで使っているプリンターを思い浮かべますが、布地用だとどんな工程で色や柄がプリントされるんでしょうか?

「まず印刷したいデザインをパソコンでデジタルデータ化します。そのデータを転写紙に写してインクを載せ、生地にプリントしていくんですよ」と豊嶋さん。

生地に大きな凹凸があるものには適さないけど、フラットな生地ならレースにも印刷OK。1時間で約20mのプリントができます。生地の幅も最大150cmまで対応しているので、大型のカーテンでも柄の継ぎ目なくプリントが可能なんだそう。

「生地にプリントしたインクは、熱をかけて色素を生地に定着させるんです。ポリエステル製のカーテン生地だと、だいたい200℃くらいですね。1分ほどでしっかり定着して乾かす時間も必要ないので、短時間でプリントできるんです」。

デジタルプリントのカーテン

デジタルプリントはデザインや色彩の制限が少なく、表現の幅が広そうですね。
「表現力でいうと、カラーの再現性の高さが大きな特徴です」と豊嶋さん。

カズマが導入している最新のデジタルプリンターはフルカラー1670万色の色彩表現が可能。グラフィックパターンだけでなく、写真もかなりリアルにプリントすることができるんです。特に水彩画のような繊細なグラデーションやたくさんの色を使う柄が得意分野なんだそう。

デジタルプリントには生地を洗う工程がないのも特徴のひとつ。
「従来の染色には生地を洗う工程が欠かせないんですが、デジタルプリントは不要。排水で環境に負担をかけることがないので、エコロジーなプリント技術とも言えますね」。

2.カズマとデジタルプリントの歩み

デジタルプリントとカーテン

カズマが最初にデジタルプリンターを導入したのは2004年。この頃はまだデジタルプリントの黎明期で、カーテン生地にインクジェット方式でプリントすることは珍しかったと言います。

「私たちも技術的には手探りの状態からの挑戦でしたね。デジタルプリントは大量生産よりも小ロット生産に適しているので、カズマでも小売店などから注文を受けるオーダー用として活用してきました」と豊嶋さん。

導入当時はプリントの品質や印刷速度は今ほど優秀ではなかったそうですが、約10年で染色と変わらないレベルまで進歩したんだそう。その間に豊嶋さんたち製造部でもデジタルプリントのノウハウを蓄積して、一般のお客様にも性能やコスト面で納得してもらえる商品を作る体制を整えていきました。そこから誕生したのが、デザインからオーダーできるカーテン「DR!UM(ドリウム)」だったんです。

「DR!UMは好きな色や柄を組み合わせながら、手軽にオリジナルのカーテンを作れる魅力をお客様に直接お届けしたいという想いで事業化されました。これはカズマがデジタルプリント技術に強いメーカーだからこそ提供できるサービスなんです」。

3.デジタルプリントを生かしたオーダーカーテン事業

デジタルプリントを生かしたオーダーカーテン事業

「DR!UM」は直営店と公式オンラインショップでのみ購入可能なオーダーカーテン。
250種類のパターンから1枚の生地に最大4つの柄を組み合わせることができる「パズルカ」、60種類のパターンの柄が3タイプの大きさから選べる「ルーペ」の2つのシリーズがあります。

「カーテンって左右同じ柄のセットというイメージがありますが、そういう固定概念にとらわれないスタイルをDR!UMは目指しているんです」と豊嶋さん。

実は以前から、左右で色違いや柄違いにしてみたいというニーズはけっこうあったんだそう。そんな要望に応えるオーダースタイルを提案することで、カズマは日本のカーテンにもっと個性や楽しさをプラスしていこうとしているんですね!

4.まとめ

デジタルプリントをいち早く導入したのは、新しい技術を積極的に吸収するカズマらしいエピソードでした。

カズマがチャレンジ精神旺盛なメーカーなおかげで「DR!UM」が実現して、普通のオーダーカーテンと大差ない価格でオリジナルのカーテンが作れるんですね。
これからもどんどん新しい技術を取り入れていくことで、カーテンがさらに私たちの暮らしを楽しくさせるアイテムになっていきそうです!

生地からつくるオーダーカーテン