カーテンって一度買い替えると5~10年くらいは持つけれど、その間のお手入れってどうするか考えたことありますか?
床のようにひんぱんにお掃除するわけではないので、気づかないうちにヒダの上の部分にホコリがたまったり、生地に汚れやカビが付いちゃったりすること、ありますよね。
そこで注目したいのが、家庭の洗濯機で丸洗いできる「ウォッシャブル機能」です。
定期的にカーテンのお手入れができるので、花粉やウイルスが気になる方にもぴったりですね。
今回は機能の仕組みや洗濯機でのカーテンの洗い方など、ウォッシャブル機能の特徴を生かせる情報をご紹介します。
目次
1.ウォッシャブル機能とは
ウォッシャブルとは洗濯が可能ということですが、そもそもウォッシャブルカーテンとはどのようなものを指すのか、業界が定めた基準やしくみについてご紹介します。
ウォッシャブルの基準ってなに?
ウォッシャブルとは家庭で洗濯機による洗濯が可能なカーテンのことです。レース、厚地カーテンを問わず、洗濯をしても生地の縮みや色落ち、色あせを気にしなくてもいいのが特徴です。
カーテンの洗濯は生地の縮みが気になる方も多いと思いますが、ウォッシャブル機能付きカーテンには縮み率が「タテ±1%以内・ヨコ±2%以内」という基準があります。
「DR!UM(ドリウム)」を運営する株式会社カズマでは、洗えることを前提にカーテンを作っているので、縮み率±1%の自社基準を設けて製造しているんですよ。
縮み率±1%は、ほぼ縮みは起きないレベルなので、とても安定した生地だということが分かりますね。
ウォッシャブル機能のしくみ

家庭でじゃぶじゃぶ洗えちゃうウォッシャブルカーテンですが、実は特別な糸や加工を施しているのではなく、「縮みにくい素材で作る」というシンプルなしくみなんです。
生地が水に濡れることで起きる縮みは、繊維に含まれる水分量で変わります。
もともと水分量の多い繊維ほど水分を吸収し、縮みを起こしやすい性質を持っているので、ウォッシャブルカーテンの多くは水分量が極めて少ないポリエステルで作られています。
こんな人にはウォッシャブルカーテンがおススメ
- クリーニング代をかけずに手軽にカーテンのお手入れがしたい
- 窓を開けて風を入れたり、換気をすることが多い
- カーテンにホコリや花粉、ウイルスがたまっていないか気になる
- 子どもやペットがいるのでカーテンが汚れやすい
2.家庭でカーテンを洗う方法
ウォッシャブル機能付きのカーテンといっても、どんな洗い方でもOKというわけであはりません。カーテンを家庭の洗濯機で洗うコツや注意点を覚えておくと、お手入れの際に役立ちますよ!
ウォッシャブルマークがなくても洗えるカーテンはある?

ウォッシャブルマークがなくても洗えるかどうかは、カーテンに付いているラベルを確認。
家庭洗濯NG以外なら表示の洗い方を守れば洗濯が可能です。
クリーニングに出す場合もラベルにどのクリーニング方法に対応しているか表記があるので、事前にチェックするといいですよ。
洗濯の手順と注意点
- カーテン上部のフックをすべて外して、カーテンをはたいてホコリを落とします。
- カーテンをびょうぶだたみにして洗濯ネットに入れます。
- 洗濯は1回につき1~2枚を目安にして、「ドライ」または「手洗い」コースを選びます。
- 半乾きの状態でカーテンレールにかけて自然乾燥させます。
洗濯時に注意したいのは、ラベルに表示された洗濯方法を確認すること。
「弱」「手洗い」などの洗濯コースの指定や漂白剤の使用条件など、表示に従った方法で洗ってくださいね。
カーテンの洗い方&ラベル表示の詳しい情報はこちらから
→「カーテンを洗濯しよう。手順とラベル表示をチェック!
3.形状記憶加工と形態安定加工の違い
ウォッシャブルカーテンはレース・厚地を問わず、洗濯をしてもドレープの形をきれいに保てるようヒダの形を整える加工をされているものが大半です。
でも、よく見ると「形状記憶加工」と「形態安定加工」という2種類があるんです。似ているようで微妙に名前の違うこの加工、なにが違うんでしょうか?

形状記憶加工は縫製前の生地を波型に整えて、真空釜で高温処理を行って形づける方法。一度作ったヒダの形が半永久的に続くのが特徴で、厚手の生地や裏地付きのカーテンの加工によく用いられます。洗濯5回までは形状を維持(保持)できるものを形状記憶と呼んでいます。
4.まとめ
カーテンって一度洗ってみると、「こんなに汚れていたんだ!」って分かってびっくりするんですよね。
洗濯方法もラベルの見方と手順を覚えれば、それほど難しくはありません。
カーテンを買ってから何年もお手入れしていないという方は、ウォッシャブル機能付きかどうかを確認して、ぜひ洗濯機で洗ってみてくださいね!